ドローン(UAV)3Dレーザースキャナ UL-1
UAVレーザーによる3次元計測では、計測対象の地形等を短時間で大容量の3次元点群データとして取得することが可能です。 空中からの計測が可能なため、立入困難な場所も、人が立入る必要なく短時間で効率よく計測することができます。 また、TOF (Time of Flight) レーザーの採用により、写真測量では不可能だった植生下の地表面の計測も可能です。 山間部のデジタル地形モデルの作成などの業務で有力なツールとして活用いただけます。
ドローン3Dレーザースキャナ UL-1の概要
内臓のハイレートGNSS/IMUセンサが高精度に位置および姿勢を制御
位置制御(GNSS:毎秒1~25回)、姿勢制御(IMU:毎秒200回)により、風の場合も正確な位置・姿勢制御を実現。 さらに、後処理キネマティックにより、UL-1の位置をセンチメートル精度で確定。 GNSSエポック間の位置をIMUの角度データで補正出来ます。
最大対地高度212m、 対地高度150m(航空法規制高度)から計測幅300mをレーザースキャン
大規模災害発生時等での現場把握など、航空法による高度規制が適用されないような場合では、 高度212mでスキャン幅424mの広範囲の効率的な計測が可能です。
パルスレーザーの採用により、樹冠と地表面の同時計測が可能
レーザ計測3Dカラー点群モデル 計測3Dカラー点群モデルの断面(樹冠と地表面)
樹木フィルタ処理後DTMデジタル地形モデル 3D TINモデル標高グラデーション
ドローン3Dレーザースキャナ UL-1の仕様
レーザースキャナ
レーザー安全規格 | 測定用レーザー:クラス1M |
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測定範囲 | 1m ~ 310m(反射率100%) |
スキャン角度 | 90 ° |
発射レート | 高速モード:60Hz、500点/90°、毎秒3万点 ノーマル/ファインモード:30Hz、1000点/90°、毎秒3万点 |
分解能 | ≦ 1mm |
繰り返し誤差 | 信号強度(強):4mm 信号強度(弱):15mm |
精度 | ≦ 5mm |
カメラ
画素数 | 4,240万画素 |
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レンズ焦点距離 | 50mm (交換可) |
重量 | 800g |
UAV
サイズ | 対角寸法:113.3cm |
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重量 | 約 15Kg |
最大飛行時間 | 約17/21分(TB47S/48S) |
自動着陸 | 可能 |
プログラム飛行 | 可能 |
GNSS / IMU
Pitch/Roll-Yaw | 0.025/0.025-0.08° | |||
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GNSS | 336Ch、2周波2基 | |||
受信可能衛星 | GPS, GLONASS, BeiDou, Galileo, QZSS, SBAS | |||
GNSS 更新レート | 1Hz~25Hz (P/R-Y:100Hz), IMU データレート 200 Hz | |||
精度諸元 | 単独測位 | DGPS | RTK | 後処理KIN |
位置精度(m) | 1.5-3.0 | 0.5-2.0 | 0.02-0.05 | 0.02-0.05 |
速度精度(m) | 0.05 | 0.05 | 0.02 | 0.015 |
ロール&ピッチ(゚) | 0.04 | 0.03 | 0.03 | 0.025 |
方位(゚) | 0.30 | 0.28 | 0.18 | 0.080 |
付属ソフトウエア
航跡処理ソフト | 点群生成ソフト | 点群カラー化ソフト |